バイクのユーザー車検のやり方

車検の実施

 

二輪専用ラインでの検査項目は主に機械による検査となりますが、はじめの外観検査については検査官によって行われます。外観検査は同一性の確認として車検証の記載事項とバイク本体が同じものであることをフレームナンバーなどで確認することと、外観検査として検査官が目視とハンマーで、各ボルトやナットの緩み、ブレーキキャリパーの取り付け状態などを検査し、指示器などは検査官の出す指示に従ってこちらが操作します。

 

スピードメーター検査は、検査ラインの入り口にある選択ボタンで前輪検出タイプまたは後輪検出タイプを選び、同時にヘッドライトが1灯式か2灯式かも選択してから電光表示板の指示に従って行います。合格になると電光表示板に「○」がつき、「×」がつくと不合格です。検査は2回できますので、2回目で「○」になればOKです。

 

ブレーキ検査は前後別々に行われます。検査のラインに対してバイクを真直ぐにして、電光表示板の指示のタイミングで強くブレーキをかけます。これも2回検査ができますので、あわてることはありません。

 

ヘッドライト検査は停止線あたりで個々のバイクのヘッドライトが合うところまで進み、電光表示板の指示に従ってライトの角度を上にして点灯させ、検査マシンが自動的に検査をします。排気ガス検査は平成11年以降の新型車と、平成12年9月以降の継続生産車に対して行なわれるもので、マフラーにプローブという棒状のテスターを差し込んで計測します。

 

これで検査は終了となり、ここで1つでも不合格があると再検査となります。すべて合格なら、受付に戻って新しい車検証と検査標章をすぐに交付してもらえます。ちなみに普段の整備ができていれば不合格になることはまずありませんから、心配は無用です。